建物について
江戸時代の紺屋の建物を、現在でも使っております。土間には藍場があり、天然藍染の体験学習をすることができます。建設年の詳細は不明ですが、天明、寛政、或はそれ以前と推察されています。明治三十四年に類焼したため、西側の部分が縮小され、床の間などが九尺から六尺に直されています。
常居、座敷、台所、土間、など全体の間取り、井戸、流し(縮小して体験学習用に改修)、カマドなどがそのまま残っています。
また、ちょんな掛けの柱梁、鉈を使った手割の屋根板、丸太の屋根たる木などに、当時の建築様式の特徴を見ることが出来ます。
建物の外側は、小店(アーゲード)を復元しています。土間の屋根はトタンに改修されていますが、手割ののじ板、手割のたる木などは昔のままです。
平成20年より弘前市「趣のある建物」に指定されています。
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令和3年5月20日に弘前市歴史的風致形成建造物第6号に指定されました。